社長は新しいことをする前に社員だけで回る事業をつくれ

組織/仕組みづくり
組織/仕組みづくり

会社内のことで社長はできるけど社員はできないという状況の会社がたくさんあります。
社長はどんどん新しいことに手を出すことが多く、新しいことに手を出して、社員に振っていきます。
社長はできると思ったり、自分だったら確かにできることでも、社員はできないことが多くあり、社員に振ったことを確認すると全然形になっていないことがしばしばあります。
社長は形になっていないことにストレスを感じ、社員は次々と新しいことを振ってくる社長にストレスを感じます。

 

まず社長がしなければいけないことは、新しいことをどんどんすることではなくて、社員だけで完結し、回り、利益を生み出す事業をつくることなのです。
詳しい説明していきます。

 

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社長と社員は前提、経験、能力がそもそも異なる

社長がわかっておかないといけない重要なこととして、社長ができることと社員ができることはまるで違うということです。
これは社員は仕事ができないという意味ではなく、社長と同じ前提、経験、能力ではないということです。

 

社長は自らの会社で24時間365日会社の成長のことを考えていたり、もっと事業を伸ばしたいと思っています。
会社は自分の子供のようなものなので命懸けで考えて、動くわけです。
このような前提で社長は何もないところから様々な経験を積み、能力を成長させてきています。
そのため、社長というのは、社長特有の前提を持っていて、普通の人ではできない経験、能力を身につけている異常な存在だと思ったほうがいいのです。
このことを理解しないで、社員も同じようにできる、できて当たり前と思ってしまっている社長が意外に多くいます。
まずこの違いを理解をしておくことが大切です。

 

社長はできないことがあれば何が何でもできるまでやりぬくこと、それは当たり前に時間の概念もなく土日深夜関係なく働いてできるようにしようと思っています。
何よりも優先するべきは仕事と思っています。
このような前提は通常社員にはありません。
それは社員が悪いわけでは全くなく社員と社長は違うんだということなのです。

 

社長はこのような前提で、社員に仕事を任せたわけなので何が何でもできるようにしてくれるだろうと思っているわけですが(自分だったら何が何でもできるようにするので)、社員の場合にはそうもいかず、なかなか形にならなかったり、進まないということが起き、社長はとてもストレスを感じるわけです。
もちろん次々と新しいことを依頼される社員もストレスになるわけです。

社長がまずするべきは既存事業を誰でもできるようにすること

社長は社員と自分との違いをしっかりと理解をして、まずやるべきこととして既存事業において社員だけで回る状態をつくることを目指すとよいと思います。
社長がいなくても回る事業を1つつくることを目標にするわけです。
この目標は良い目標で、実現しようという過程で様々な社長が苦手とする課題にぶつかります。
この課題自体が、持続的に会社を成長させるためには不可欠なものになるのです。

社員だけで回る事業をつくるために必要なこと

社員だけで回る事業をつくるために必要なこととしては何があるでしょうか。
逆に社長がいなくては回らない状態の事業はどのように事業でしょうか。

 

下記のようなことがよくあります。

 

・社長でないと営業が獲得できない

・社長が商品そのものになってしまっている

・社長が実務ノウハウを1番持っている

・個別対応をし続けている

 

このような状態というのは、そもそも社長の物理的なキャパシティーを迎えると限界になってしまう構造であり、社長に何かあって動けなくなったときにはとても弱い構造であり、社長でないとできないという意味で最終的には生産性が低いということも言えます。
つまり会社にとって解決をしないといけない重要な課題ということなのです。

 

社長はこのような状態があるにも関わらず、新しいことに手を出そうとしてしまうことがとても多くあるわけです。

 

社長がいないと回らない状態をなくしていくためには、

・社長は自らでないとできないことをやめて誰でもできる商品につくりなおし

・徐々に社員ができるようになってもらうべく仕組みをつくる(ノウハウを言語化してマニュアルにしたり、仕事を丁寧に分解してワークフロー化したり、それらを題材に研修をしたり)

ということをしなくてはいけません。

 

このように社長は自らのノウハウなどを言語化し、他の社員でもできるようにしていくということに直面をしていきます。
これまでは自分ができれば良かったのですが、自分でなく社員ができるようにするということに視点を変えることが、会社の次なる飛躍のために欠かせないポイントになり、この「役割が変わった=自分ができればよい」から、「自分でない人でもできる」に気が付くことがとても大切になります。

新しいことをやるために仕組みをつくることが必要

新しいことをやるためにこそ、社内で社長がいなくても回る事業があることが欠かせません。
それは、その過程で仕組みをつくること=誰でもできる状態をつくることの経験、ノウハウを蓄積していくことができますし、社長が関与していなくても回る事業ができるというのは、1つの事業としてとても生産性が良い状態で利益=お金もしっかりと生まれている状態です。
新しいことをやるために様々な要素が必要になります。
お金、時間、人、自信など様々な要素です。
会社は持続的に成長しなければいけませんので、新しいことをやること自体はとても大切なことなのですが、それを成功させるためには、まずは社内において社長がいなくても回る事業があるという仕組みをつくることができると、結果としてとても効率的に新しいことを展開していくことができるようになるのです。

 

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