離職率の低さでなく真の意味での従業員満足が高いことを誇るべき

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会社内の人の入れ替えは本当に大切なことです。
離職率が低いほうが良いという何となくの感覚を持っている経営者が多いですが、それは本当にそうなのでしょうか。

 

大切なことは離職率が低いということではなく、会社としてお客様に対して提供できる価値が増えているかどうか=会社の成長を実現できているかどうかということだと思っています。

 

お客様が置き去りになってしまったり、会社として成長をしていないのに、社員優先で感情的な仲良しクラブのように会社がなってしまうことはとても危険です。

 

ここでは、会社内の人の入れ替えや従業員(社員)満足などについてご説明していきます。

会社の目的は離職率が低いことではない

会社の目的は経営理念の実現となります。
離職率が低いことが会社の目的になることはありません。
会社の経営理念を実現しつつ、社員1人1人が成果を出していて、結果として離職率が低いということであればこれはとても良いことだと思います。

 

しかし、世間一般で離職率が低いことが良いことという論調、考えに対しては、会社経営の本来の目的である経営理念の実現、そのための成長などが必要ということが抜けていることがよくあるように思います。
離職率が低いというのはあくまでも結果に過ぎず、離職率の高い、低いが、会社の目的である会社の成長=経営理念の実現、お客様
に対して提供できる価値が増えていることに対して影響しているかどうかが大切で、それなくしては何の意味もない話だと思っています。

 

何のために会社があるのか、会社になぜ人が集まっているのか、このことを経営者はつきつめて考える必要があります。

従業員満足(ES)はとても大切

ここで申し上げたいこととして従業員の満足=employee satisfactionというのは間違いなく大切で、それを否定しているわけではないということです。
従業員がいきいきと、やりがい、目的意識をもって働いている状態がない限り、お客様に対して良い商品、サービスの提供はできません。
そのため、従業員満足は会社の経営理念、成長実現に不可欠になります。

 

しかしながら、この従業員満足を勘違いしてしまっている経営者がたまにいます。
従業員満足はなぜ必要なのか、従業員満足の正体、従業員満足を高める具体的な方法において勘違いしてしまっているのです。

 

従業員満足がなぜ必要なのかということは既に説明をしました。
従業員満足が必要なのはよい商品、サービスをつくり、提供するためです。
従業員満足がない状態を考えていただくととてもわかりやすいと思います。
会社に対して不満、ストレスを抱えていたり、やっている仕事にやりがい、誇りがない、頑張ろうという気持ちがなければどういう仕事ぶりになるでしょうか。
良い仕事=経営理念を実現する、お客様を喜ばせる仕事はなかなかできませんよね。

従業員満足の正体は何か?

大切になってくるのは経営者が従業員満足の正体を間違えないということです。
従業員満足というのは、間違えても下記のようなことではありません。

 

・従業員1人1人の顔色を伺う、迎合すること

・従業員1人1人に会社が合わせること

・従業員に好かれようとすること

・仕事が大変そうなので仕事を減らしてあげること

・成果が出ていないのにモチベーションが下がらないように褒めること

・成果が出ていないのに給与を上げること

・成果が出ていないのに従業員の希望ばかり叶えていること

 

上記のようなことをしてしまうと、組織として崩壊してしまいます。

 

 

>社員に感情的に好かれようとして経営者として大失敗した話 
も合わせてお読みください。

従業員満足とは「成長実感」

では、従業員満足とは一体なんなのでしょうか?
従業員満足というのは、「従業員自身の成長実感」に他なりません。
もちろん働きやすい、給与が高いなどという福利厚生的な側面も従業員満足に影響するでしょう。
しかし、より本質的にして、経営者が理解しておくべきことは、従業員の満足を上げようと思った場合には、従業員が成長しているという実感を本人が持つことができるかどうかが最も大切だということです。

 

人は間違いなく成長を嬉しいと思う生き物です。
できないことができるようになった、できていたことがもっとうまくできるようになったという成長を通じて、自分自身がまずとてもやりがいややっていてよかったなということを感じます。
また、成長に対して、会社、お客様が気づいてくれる、認めてくれる、褒めてくれるという環境があると、もっと嬉しくなるわけです。
この従業員の成長なくして従業員満足というのは会社の目的を実現するものにはならないということです。

従業員満足を高めるためには

従業員満足の正体は成長実感だということがわかってもらえると、成果が出ていないので仕事を簡単にしてあげようとか、成果から逃げるような間違ったサポート、コミュニケーションはなくなっていくわけです。(もちろん技術的に一回仕事を減らすとか、簡単にするということはあると思いますが。)

 

従業員1人1人の成長をしっかりと考えて、成長支援、成果を出しやすい仕組みなどつくることが会社がするべきことになります。

 

真の意味での従業員満足が高い会社というのは、もちろん結果として離職率も低いでしょうし、何よりも成長を志向する人の集まりとなり素晴らしい成果を出す会社となりうるわけです。