ミス、失敗、トラブル対応にこそ仕組みが力を発揮する

組織/仕組みづくり
組織/仕組みづくり

仕事には必ずミス、失敗、トラブルがつきまとってきます。
どんなに仕事ができる人でも永遠にミス、失敗、トラブルがなくなることはないでしょう。

しかし、ミス、失敗、トラブルがとても属人的な形で対応をしている会社がたくさんあります。
属人的な形で対策をするというのはミス、失敗、トラブルの対応を結局は1人1人の社員に任せているということになってしまいます。

それではミス、失敗、トラブルを会社として減らしていくことはできません。
ミス、失敗、トラブルもまた仕組みによってうまく対応をしていくべきなのです。

失敗するな、ミスをなくせでは失敗もミスも減らない

社員に対して失敗しないようにねとか、ミスしないようにねと口頭、メッセージで言ったことのある人ならわかると思いますが、何度伝えても、それで失敗やミスがなくなることはなかなかありません。

口頭、メッセージで注意をされても忘れていってしまうからです。

人は機械と異なり時間とともに意識していたことが緩くなってしまったり、忘れてしまって、失敗、ミスをしてしまうわけです。

注意をされて本当になおそうと思っているのか、そうでないかという意識によっても改善するかどうかは影響を受けると思いますが。

いずれにしても、口頭、メッセージなど人が人に対して注意をするということだけでは絶対に不十分なんだということです。

ミス、失敗、トラブルを減らす仕組みをつくるべき

失敗するな、ミスをなくせと口頭、メッセージでただ注意をしても実質的に有効ではありません。

注意をされた社員もその場では、頑張りますとか、改善しますと言うわけですが、本当に改善されるのかという実行性はとても属人的になってしまうわけです。

その人任せになるということです。
会社としてはこれではいけません。

会社としては、そもそもミス、失敗、トラブルが起きる可能性を少なくする仕組みをつくることが大切です。

また、ミス、失敗、トラブルが起きたとしても早期にわかる仕組み、さらに、ミス、失敗、トラブルに対して即対応できる仕組みをつくるべきなのです。

人を信じて、注意をしたら誰でも、すぐにできるようになるというのはなかなかありません。

厳しく言ったらわかるだろうと思っても時間が経つと元に戻ってしまうこともあるので、人を前提にしないで、ここでも徹底的に仕組みをつくることを大切にするべきです。

 

>口頭での説明は悪。文字で共有、確認する仕組みがなぜ強いのか も合わせてお読みください。