社員の内面でなく、行動を分解して行動を追いかける

経営戦略
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社員のやる気やモチベーションという、目に見えない社員の内面に、必要以上に焦点をあててしまっている経営者がとても多くいますが、
それはとても難しく、非効率的な考え方だと思っています。

そもそも、社員のやる気・モチベーションを上げようと思っている経営者は、
やる気やモチベーションとは何であって、それはどうやったら上がるもので、一時ではなく持続的に上がり続けたり、保つためにはどうすればいいのかを、理解をしているのでしょうか。

また、もとより人によってやる気、モチベーションの前提は異なるもので、
1人1人のやる気・モチベーションを上げることはとても非効率なことだと思っています。

そのため社員の内面であるやる気、モチベーションに焦点をあてることを特に小さな会社に関して言えば、僕はしないほうがいいと思っています。

社員に結果として迎合したり、社員に振り回される結果に陥る本末転倒な経営者をたくさん見てきました。

経営者が見るべきは社員の内面でなく社員の行動

経営者は社員の内面に焦点をあてるのではなく、意識するべきことは社員の行動です。
会社においては、会社の経営理念の実現、会社の業績を上げるために経営者、社員、アルバイトの人まで全ての人が存在をしています。
経営者、社員、アルバイトまで全ての人は日々何らかの行動をしており、その行動の集積が業績アップ、経営理念実現に繋がるわけです。

つまり、1つ1つの行動が正しい行動なのかということを突きつめていくことが大切になるのです。

行動を徹底的に千切りにしてPDCAを回す

社員が正しい行動=成果を出せる行動ができると会社の業績は上がっていきます。
成果を出せる行動というのがとても重要です。

この行動というのが、誰でも理解できて、いつでもできる、誰でもできるところまで分解する必要があります。行動をキャベツの千切りなみに細かく分解するわけです。

たとえば、営業マンに「月2件、経営者に商品Aを売ってください」という目標(行動)だけを与えたとします。この目標では多くの営業マンは1歩目の行動として何をすればいいかなかなか思いつかず成果を出すことはできません。

上記の目標を少し分解をしていくと(キャベツの千切りのように)、

  1. 経営者に会う
  2. 経営者と信頼関係を築く
  3. 経営者にお時間をいただき商品Aの説明をする
  4. 経営者に商品Aを買っていただく

に少なくとも分解できます。

さらに、上記の4つの行動を1つ1つより細かく分解をしていきます。

たとえば、1の経営者に会うというのも、経営者限定交流会に参加をするというところまで分解したとすると、1番最初の目標「月2件、経営者に商品Aを売ってください」だけの目標(行動)と比べてどうでしょうか?

「経営者限定交流会にまずは参加をして経営者と会ってください」となると次に何をしたらいいか、交流会に参加する目的、その次のゴールがなにかがどんどん具体的になっていきます。

このように、成果を出すためには、行動を1つ1つ徹底的に分解=細かく千切りにして、誰でもわかる、できるようにすることが必要になるのです。

多くの会社では行動が全然分解されておらず、経営者しかできない、経営者しかわかっていない行動になっていることがしばしばあります。
社員のやる気、モチベーションを上げるのではなく、社員に正しい行動を徹底してもらうができれば成果は出るわけです。

社員に正しい行動を徹底してもらうための仕事や行動の分解、社員が実際にそれをできるようにするための仕組みの作り方があります。
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